自然を巡る生き方。 -生命と自然治癒力-

自然に則して生きることができたら、生命はもっと幸せなのだと思う。

国際ヨガDayに参加してきたので、感じたことをつらつらと。

 昨日は、国際ヨガDayのイベントがありました。朝の8:00から公園で青空ヨガをスタート。ざっと100人くらいいたかなー?みんなお元気でしたね。

f:id:tsurishu:20170619070241j:plain

 そのあとは、ホール会場でヨガのルーツや、何を追い求めるものなのかなどについての講義と実践がありました。

全て勉強になりましたが、私個人が特に心に残ったのが、序盤のヨガの成り立ちやその考えでした。今日はそこを中心にお話していきます。

 

「ヨガとは心素の働きを止滅することである」

 ヨガの最終目標なのだそう。少し嚙み砕くと、「意識の完全なるセルフコントロール」になります。

 

 そして、心素の働きの止滅は、「勤修」と「離欲」によって成し遂げられる。としています。

 

勤修」とは、勤めて修めるの意。日常の中で、継続して行っていくということ。

これは、ヨガに関わらず全てにおいて言えることですよね。

特に身体・意識を変えたいと思うのなら、「勤修」はなおさら必要なことではないでしょうか。

 

離欲」とは、欲から離れるの意。欲には、「欲求」と「欲望」がある。
基本的な欲求… この欲は生命維持のために必要な欲。食欲や睡眠欲は適度に満たすべき。
欲望    …この欲は心が作り出す。グルメや地位・名誉などは、追い求めるべきではない。

 

「全ては執着から生じる」

 〇〇がしたい、〇〇をしてほしい、〇〇が欲しい・・・などの想いが執着を生む。

その執着を元に、怒りや不安の感情が生まれる。・・・とされています。

執着は、過去や未来、他人の行動がきっかけとなり、そのきっかけを元に、自分が作り出している。・・・ということを自覚することが第一歩なのだそう。

過去も未来も、頭の中で作り出したイメージの産物でしかない。だから、過去も未来も、その時でしか対応できない。

いつまでも過去の出来事や未来の不安に囚われていると、心素の働きを止滅することはできない。 

今ここ」だけは、具体的な対応ができる。「今ここ」に集中できれば、心素の働きを止滅することができる。

 

「今ここ」に戻るトレーニング・・・それが『ヨガ』

 過去のことを引きずったり、未来のことで不安にならないようにするためには「今ここ」の自分に意識を向ける必要があります。

そのために、ポーズや呼吸という方法を用いて、「今ここ」の自分へ意識を向けます。

あのポーズは、筋肉や骨格へ働きかけるためにやっているのではないということですね。

もちろん、あのポーズや呼吸で身体機能の調整も行うことができます。

けれど、最終的な目標は、そこではなく、『心身統一』なんだなーと思いました。

心と身体をコントロールする。誰でもない自分自身で。

そうすることで自分の本当の人生を歩むことができるのだと考えさせてくれました。

 

 

 

 

あと、お話の中で、こんな例えがありました。

「〇〇(学校・会社・親・友達・恋人…などなど)が悪い」
「どうしてわかってくれないの!?」
「私を怒らせないで!」


なんてことを言っている人、たくさんいるかと思います。

この発言をするということは、自分の心・人生を相手に任せていることと同じだそうです。

どういうことかというと、上の発言はすべて、相手ありきのセリフであり、相手さえ変われば、私は上手くいく、と考えてしまっている人なのです。

自分の人生・心なのに、常に相手次第でその状況が変わるなんて、おかしな話じゃないですか?

余計な不安や怒りなどの感情から解放されたくば、相手ありき・相手ベースで話を進めるな!ということ。

そのためにも、執着を捨てることは重要であり、「今ここ」の自分に意識を向けることができれば、人生はもっと輝くはずだ。・・・と。



以上、私がヨガで一番勉強になり、これからの人生に活用できそうだと思ったことをつらつらお話しましたー!では(*'▽')