栄養吸収率を上げて、自然治癒力を高めよう!
良い食事や運動を心掛けているのに、いまいち結果がでない…。というヒト!
もしかして、『栄養吸収率』が低下しているせいかもしれません。
私も、この事実に気づかずに悶々としていた時期がありました。
今回は、そんな『栄養吸収率』についてお話していきます!
栄養を吸収できていない!?
どれだけ身体に良い食事をしても、その栄養を吸収できていなければ、細胞の代謝能力は落ちていきます。
細胞の代謝が働かないと、当然自然治癒力も力を発揮できなくなりますよね。
自然治癒力を考えるとき、身体に良い食事はもちろん必須なのですが、それを上手く活用できる身体が整ってなければ意味を成しません。
パソコンで例えると、凄まじく高性能なソフトウェアが手に入ったものの、パソコン自体がWindows.2000(10年以上前のOS)だと、それを動かすのは至難の業ですよね。
では、身体のどこを整えることができれば、栄養吸収率は上がるのでしょう?
第2の脳:腸
それは、『胃・腸』。栄養吸収の最も重要な臓器ですよね。
そして、腸は第2の脳と呼ばれる程、重要な臓器。栄養の話だけでなく、自律神経の塊があったり、脳と連携をとったり(”脳腸相関”といいます)など、その機能はとっても重要。
それ故、ここが不調な状態だと全身の細胞へ甚大な悪影響を及ぼします。
特に近年、『胃下垂』傾向にあるヒトが非常に多くなっています。
現代の生活様式がそうさせているのでしょうが、正に現代病ですね。
「胃下垂は太らないからいいよねー。」なんて言うのをよく聞きますが、まったく良くありません!
あれは、栄養吸収率が悪いから痩せているだけ。身体に必要な栄養を補給できていない証拠です。
手足は細いのにお腹だけポッコリという身体構造は、細胞レベルからも、外見レベルからも非常に不安定なものです。(笑)
そういうヒトの多くは、倦怠感や不調を抱えている人が多いはずです。
では、どのようにこの『胃・腸』を整えていけば良いかをお話していきます。
①姿勢
姿勢が猫背のように悪いと、臓器は圧迫されます。
常に負担がかかる状態を作り出してしまっているので、十分な力を発揮することができなくなりますよね。
と言っても、姿勢の悪い人に「姿勢を良くして!」と言ったところで、腰や背中が痛くなって続かなくなることが目に見えています。
そこで、以下にあげることを行っていくことで、無理なくいつの間にか素敵な姿勢になり、自然に栄養吸収率が上がっている状態を創り出していきましょう!
②呼吸
栄養吸収率が悪いヒトの多くは下っ腹がでています。先ほども説明しましたが、所謂『胃下垂』状態です。
なぜ胃下垂になるのか。その原因の多くは日常生活に潜んでいます。
その1つが呼吸です。現代人の呼吸はとにかく浅い。いろいろ窮屈な世の中だから呼吸が浅くなるのはヒトの自然な反応かもしれませんが、これではいけません。
呼吸が浅いということは、肺が膨らまないということ。肺を膨らます必要がないと分かった途端、横隔膜はサボり始めます。
こうなると、腹部への刺激がほとんど入らなくなります。
通常であれば、横隔膜が上下することで腹部に適度な刺激が加わり、キュっと引き締めてくれるのですが・・・。
だからこそ、呼吸は横隔膜をしっかりと動かした深い呼吸をすることが必要なのです。
ヒトの身体は全て繋がっています。
呼吸を変えることで、栄養吸収率が変わるのです。
呼吸についての詳しい説明はこちらをどうぞ。
ここから、順に呼吸についてのお話が見れます(*'▽')
③筋肉
呼吸を変えるだけでも、コアユニットの筋肉はかなり活性化します。
ですが、できれば体幹への刺激はもう少し欲しいところ。
そんなときには、やっぱり筋トレが少々必要なのです。
けど、ただ筋肉をつけるというのではなく、あくまでも『栄養吸収率を上げるための運動』と思って行うほうが、運動嫌いな人にとってはモチベーションは上がるはずです。
具体的には、『お腹周りの筋肉を程よく鍛えることで、臓器が下に下がるのを防ぐ』ことが目的です。
以前紹介したロールアップ&アーティキュレーションや、
ヒップライズを行い、腹部周りを引き締めます。
まとめ
いい食事を心がけることは素晴らしいですが、それに甘んじてしまうヒトは意外に多いです。
「いい食生活しているから、大丈夫!」と思っていても、その他の生活が足を引っ張り、食事の効果が半減(それ以上かも)してしまう可能性は大いにあります。
私もそうでした。食事に甘んじて、他の事をほっぽかしていた時期は、どうも身体が優れないのです。
『栄養吸収率』の観点からみると、食事だけでは解決できないことがわかります。
ヒトは、あらゆるものに影響を受けて活動しています。
食事だけじゃなく、呼吸や姿勢のことについても、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか?
今ある不調や悩みが吹っ飛ぶ程の力を秘めていますよ!
では、また(*'▽')