毒を招き入れないのは難しい。排毒・排泄する力を育てよう
今の時代、体に害をもたらすもの=毒が蔓延している。
空気ひとつ取ったってそうだ。大気汚染は日を追うごとに増えている。
水もそう。水道水は塩素消毒という名の汚染水となってしまっているし、下水道も悲惨。
食べ物も。大量生産を可能にした品種改良、肥料・農薬などなど。
薬やワクチンも。有効に作用するものよりも、副作用、害がでるほうが多い。
これらをすべて排除しようとするのは困難ですよね。
気が狂ってしまいそう。逆に体調を崩してしまいそう。
ならば、それらが身体に入っても、対処できる力、排泄・排毒できる力をつけたほうが簡単だし、今後の予防にもなる。なりより健康になれます。ほとんどの症状を鎮静化できるでしょう。
腸内細菌を育てよう
栄養の吸収と排泄という生命活動の一番重要な場面を人は腸で行います。
ヒトの腸内には300種類、100兆個、重さにして1キログラムの腸内細菌が存在します。
腸内細菌は、ヒトの細胞とは別で、微生物です。腸内を棲家にして自律して生きています。
ヒトの細胞は60兆個。なんと自分の細胞よりも多くの細菌が腸内に住んでいるのです。
ヒトはこの微生物(腸内細菌)と共生して生きています。
腸内細菌は大きく分けて有用菌・有害菌・日和見菌がいますが、その種類や数は人によってバラバラです。個人差が大きいのです。
腸内細菌の調子が良ければ、良質な栄養を吸収でき、毒は徹底的に排除できるのです。
免疫や自律神経など、健康の度合いとも言える機能も左右されます。
ヒトの健康は、この腸内細菌が大きな役割を持っていることは確実です。
腸内細菌を育てるには
腸内細菌を良い子に育てるには、食材から見直す必要があります。
腸内細菌が好むのは乳酸菌や納豆菌などの菌類。
野菜などの食物繊維、穀物類、野菜、海草、発酵食品などです。
自然のままに存在しているものが好きです。海や大地の養分を得た食材達ですね。
それとは逆に、自然に反したものは腸内細菌を傷つけます。
加工食品、肉などがその最たる例ですね。
そして、腸を刺激する運動です。
使われない能力は失われます。筋肉が減ってしまうのと一緒ですね。
腸も食べ物だけの刺激では、弱ってしまいます。
適度に運動で外部から刺激してあげましょう!
スクスクと腸が活動しやすい環境が作られますよ。
腸内細菌が安定してくると、ちょっとの毒ならば即退治してくれるような力強い味方になってくれるでしょう。
入ってくる毒を完全に排除するのは不可能ですが、自分の中にある腸内細菌を育てることは可能です。
ヒトとの共生関係にある腸内細菌。自分を生かしてくれている大事な存在です。
無下にしないで、じっくり対話しながら生活していきましょう!